中小企業診断士の勉強を続けられた3つの習慣|モチベーション維持に効果的だったこと

中小企業診断士試験の勉強においてモチベーションを維持するためのコツを紹介する記事のアイキャッチ画像。貯金箱や縄跳び、ダンベルなどが描かれたポップなデザイン。 受験体験記・モチベ管理

中小企業診断士の勉強を続けられた3つの習慣|モチベーション維持に効果的だったこと

中小企業診断士の勉強は、長丁場で根気のいる挑戦です。しかも、仕事や育児と並行して進めようとする場合、時間の確保そのものが最大の難関になります。

私自身、一次試験の際は在宅で仕事をしていましたが、仕事が終わった後はすぐに家事と育児。ようやく子どもを寝かしつけて残業も終わり、「さあ、今から勉強しよう」と思った深夜に限って、子どもが突然熱を出し、急きょ病院に連れて行くことになったり…。自分の時間を思い通りに確保できないという日々は、今も続いています。

それでも、今まで完全に学習をストップさせることなく続けてくることができました。それは、意志の力ではなく、生活の中に無理のない「習慣」を組み込んできたからだと感じています。

この記事では、そんな私が実際に取り組んで効果を感じた「勉強を続けるための3つの習慣」についてお話しします。

1. 毎朝の「勉強スイッチ」ルーティンを作る

代替テキスト: 朝のコーヒーで気持ちを整える勉強前のモーニングルーティンの様子

最初にご紹介するのは、勉強モードに自然と入るための「朝のルーティン」です。

私が実践しているのは、以下のような流れです。

  • 顔を洗って目を覚ます
  • 髭を剃って気持ちをシャキッと整える
  • コーヒーを淹れて机に向かう
  • テキストを開いて、まずは1ページだけ読む

この流れを毎日繰り返すことで、「朝=勉強を始める時間」という意識が自然と定着しました。

特に意識しているのは、前日の夜の準備です。テキストやノートは寝る前に机の上に出しておき、朝起きたらすぐに取りかかれる状態にしておきます。こうすることで、朝の無駄な判断を減らし、スムーズに学習をスタートできるようになります。

そして、ルーティンを続けるうちに、不思議と「勉強しないと気持ち悪い」と感じるようになりました。無理に机に向かうというよりも、自然と手が教科書に伸びてしまう感覚です。

2. 「ゼロの日を作らない」ための仕組み化

スマートフォンで学習アプリを起動しているイラスト。中小企業診断士など資格勉強に取り組む人のスキマ時間活用をイメージ。

子育て中の方なら共感いただけるかもしれませんが、とにかく自分の思い通りに動けない日々が続きます。

今はちょうど上の子のイヤイヤ期がピークで、朝から晩まで「ヤダ!」「やりたくない!」の連発。それに加えて、下の子の授乳も夜中にあり、心身ともに余裕がありません。

そんな中でも私が意識しているのは、「ゼロの日を作らない」ということです。

たとえ疲れていても、どれだけ時間がなくても、「5分だけでもいいから勉強に触れる」ことをルールにしています。実際に一次試験のときに取り入れていた具体的な方法としては、以下のようなものがあります。

  • スマホで四択問題を1問だけ解く
  • ノートの1ページだけ見返す
  • 寝る前に用語カードを1つ確認する

また、この習慣を支えるために、仕組み化も行っています。たとえば、勉強アプリはスマホのホーム画面の最も目立つ位置に配置。アプリを開くまでの手間を極限まで減らしました。

さらに、YouTubeでは中小企業診断士試験対策の動画を発信している方を複数チャンネル登録し、通知が定期的に届くようにしています。通知を見るたびに「そうだ、今日まだ勉強していなかった」と気づかされ、自然と勉強への意識が向きます。

こうして生活のあらゆるところに「勉強を思い出させる仕掛け」を散りばめたことで、モチベーションに頼らず勉強を継続できるようになりました。

3. やる気が出ない日は「眺めるだけ」にする

コーヒーと開いた本が描かれた緑背景のイラストで、「緩い勉強でOK」というメッセージ入り

毎日必ずしも「やる気」があるわけではありません。特に、私は難しい問題を前にすると、「今はムリ…」と思ってしまうタイプです。

具体的には、経済学や財務会計のような、頭をフルに使う問題には苦手意識があります。こうした科目に取り組むのは、精神的にも体力的にも余裕がある日でないと厳しいです。

だからこそ私は、「どうしても今日は無理だ」と思う日は、「眺めるだけ勉強」に切り替えています。

  • 教科書をパラパラとめくって見出しだけ読む
  • 問題集の答えだけを軽く眺める
  • 過去問の設問を読んで、「これは解けそう/難しそう」と判断するだけ

一見、学習していないように見えるかもしれませんが、脳は情報を何度も目にすることで記憶の下地を作っていきます。要するに、「眺めるだけ」でも立派なインプットになっているのです。

無理をして「やらなきゃ」と自分を追い込むよりも、やる気ゼロでも続けられる軽い勉強法を用意しておくことのほうが、長期的にはずっと効果的だと実感しています。

おわりに:続けるために必要なのは「がんばらない工夫」

中小企業診断士の勉強は、決して一発で結果が出るような短期勝負ではありません。だからこそ、モチベーションに頼っていると、必ずどこかで息切れしてしまいます。

私が意識してきたのは、「がんばらなくても続けられる仕組み」を作ることでした。

  • 朝のルーティンで、自然と勉強を始められるようにする
  • ゼロの日を作らず、日々学習に触れる仕組みを整える
  • やる気が出ない日は、眺めるだけでもOKとする

この3つの習慣が、私にとっては「勉強を生活に組み込む」うえでとても重要な支えになっています。

もし今、勉強が思うように進まずに悩んでいる方がいれば、ぜひ「意志」ではなく「環境づくり」から見直してみてください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました