中小企業診断士・二次試験の勉強記録②|事例Ⅳの基礎の基礎の応用

育児の合間にiPadを使ってChatGPTと中小企業診断士・事例IVの勉強をする様子。夜の静かな環境で、短時間で学習に取り組むライフスタイルを表現。 勉強記録

中小企業診断士・二次試験の「事例IV(財務・会計)」は、計算力と意思決定の両方が求められる難関分野です。

今回は、ChatGPTに前回よりは少し応用的な問題を出題してもらい、iPadだけで短時間で学習できるよう取り組みました。育児中でまとまった時間が取れない方や、スキマ時間を有効に使いたい方にもおすすめの学習スタイルです。

今回のテーマと構成

  • 財務指標(自己資本比率、ROE、総資本回転率)
  • 原価計算と貢献利益の判断
  • 投資回収期間(Payback Period)
  • 追加受注の意思決定

全体で5分程度で解ける内容ですが、試験対策において非常に重要なエッセンスが詰まっています。

出題と私の解答+模範解説

【問題1】財務指標の計算

与件:

  • 総資産:2,000百万円
  • 自己資本:800百万円
  • 当期純利益:80百万円
  • 売上高:2,400百万円

設問: 自己資本比率、ROE、総資本回転率を求めよ。

私の解答:

  • 自己資本比率:800 ÷ 2000 = 40%
  • ROE:80 ÷ 800 = 10%
  • 総資本回転率:2400 ÷ 2000 = 1.2回

模範解答・解説:

  • 自己資本比率:企業の安定性を示す指標。

    800 ÷ 2000 = 40% → 財務的には安定性がある水準。
  • ROE(自己資本利益率):株主の視点から収益性を評価する指標。

    80 ÷ 800 = 10% → 投下資本に対して効率的な利益獲得。
  • 総資本回転率:資産をどれだけ売上に活用できたか。

    2400 ÷ 2000 = 1.2回 → 比較的効率的。

読者へのポイント: 指標は「意味」とセットで理解すると記憶に残ります。式だけ覚えるのではなく、「誰にとって、何を示す数値か」を意識するのがおすすめです。

【問題2】貢献利益と固定費回収

与件:

  • 材料費:300円、労務費:200円、販売費:100円
  • 固定費:100,000円(月産200個、1個あたり500円)
  • 販売価格:1,100円

私の解答:

  • 貢献利益:1,100 −(300+200+100)= 500円
  • 固定費を500円ずつ回収 → 200個生産で回収できる → それ以上なら利益になる → 増産すべき

模範解説:

  • 貢献利益 = 売上 − 変動費 = 500円
  • 固定費回収に必要な生産数:100,000 ÷ 500 = 200個

読者へのポイント: 試験では「固定費の回収ラインを超えるかどうか」が判断の分かれ目です。貢献利益の計算に慣れておくことが重要です。

【問題3】投資回収期間

与件: 初期投資300万円、年間コスト削減効果80万円(5年間)

私の解答: 300 ÷ 80 = 3.75年 → 5年以内に回収可能 → 投資判断OK

模範解説:

  • Payback Period = 初期投資 ÷ 年間CF = 3.75年
  • 5年以内に回収できるため、投資として妥当。

読者へのポイント: Payback法はNPVよりも簡便な指標ですが、「資金の回収スピード」を見るには有効です。時間制限のある試験でも使える場面があります。

【問題4】追加受注の判断

与件:

  • 通常価格:2,000円、追加受注価格:1,300円
  • 変動費:1,000円、固定費はすでに回収済

私の解答: 貢献利益:300円 → 固定費影響なし → 追加受注は引き受けるべき

模範解説:

  • 1,300 − 1,000 = 300円の利益が確保される。
  • 既存業務に影響がなければ、受注による利益増加が見込まれる。

読者へのポイント: このような「部分的意思決定」では、固定費を無視して変動費との比較だけで判断するのがポイントです。

まとめと気づき

今回の4問は、全体で5分程度で取り組めるものでしたが、実際の試験本番でも問われる計算処理・思考が詰まっています。

育児中など、まとまった学習時間が取れない人にとって、iPad×ChatGPTで効率よく理解を深める方法は非常に有効です。

読者の皆さんへ:
自分が解いた問題・悩んだ箇所をこうして残しておくことで、復習にもつながりますし、同じような境遇の方への参考にもなるかもしれません。
ChatGPTの力を借りて「毎日5分でも継続する」ことが、確実に自分の自信と実力につながっていると感じています。

※このシリーズでは、中小企業診断士・事例IVの対策として、AIを活用した学習記録を投稿しています。

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