はじめに:試験勉強=実務に役立つ?
中小企業診断士の試験勉強をしていると、ふと「これって本当に仕事に役立つのかな?」と思うことがあります。
私自身もそうでしたが、学びを続ける中で、「これは実務でも使える!」と感じる場面が少しずつ増えてきました。
今回は、私が実際の仕事の中で感じた、中小企業診断士の学びが実務に活きた3つの具体例をご紹介します。
1. 事業の全体像を俯瞰して考えられるようになった

診断士試験では、財務・経営・マーケティング・運営など、会社全体の流れを体系的に学びます。
インサイドセールスとして働く中で、
- 自分が実行している営業施策が、会社全体のどこに位置づけられているのか
- 経営層が何を重視して意思決定しているのか
- 他部署とのつながりの中で、自分の役割がどう機能しているのか
といった視点が持てるようになり、「経営目線」で考えることで施策の精度や質が明らかに向上しました。
仕事で“点”ではなく“面”で考える力がついたと実感しています。
2. 論理的に考える力がつき、頭が良くなったと感じた

一次試験・二次試験ともに、論理的な思考力が求められる試験です。
勉強を通じて、
- 物事を因果関係で捉える力
- 主張と根拠を明確に分けて伝える力
- 複雑な情報を整理して伝える力
が自然と鍛えられました。
「なんとなく話す」のではなく、「筋道立てて伝える」ことができるようになり、人に話が伝わりやすくなったと感じています。
結果として、自分の中でも思考のスピードが上がり、理解力も高まったと実感しています。
3. 財務や会計への苦手意識がなくなり、興味も湧いてきた

実は、診断士の一次試験では、あまり深く勉強しないまま財務・会計に合格してしまいました。
正直「これは勘違いで理解してるかも?」という感覚もありましたが、それでも合格したことが自信になり、苦手意識が薄れていきました。
その後、簿記2級の勉強も始め、資格としても取得することができました。
繰り返し学ぶ中で、
- 会計用語や仕組みが自然と頭に入ってくる
- 数字の裏側にある動きが見えてくる
ようになり、会計への興味も徐々に湧いてきたのを感じました。
営業や企画の場でも「数字の裏付けができる自分」は確実に強みになります。
まとめ:診断士の知識は“現場”でも役立つ
- 事業を俯瞰する力が身につく
- 論理的に考え、発言する力がつく
- 財務・会計への理解と興味が深まる
中小企業診断士の勉強は、単なる資格取得ではなく、仕事で成果を出す力にもつながる学びです。
今、勉強していることが「今の仕事」とどうリンクしているかを意識するだけで、モチベーションも大きく変わってくるはずです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
次回は「診断士を目指して変わった考え方や行動」についても書いていきます!
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